親知らずってどんな歯?

 

こんにちは。院長の石山です。

 

皆さんは親知らずについてどんなイメージがありますか?

 

生えてくると痛い、腫れるなど、厄介者のイメージを持たれている方もいると思います。

 

また、いつ頃生えてきますか?何本生えてきますか?などのご質問を頂くことも多く、親知らずについてよく知らないという方もいると思います。

 

今は情報がたくさんあって混乱しやすいと思いますので、そもそも親知らずとはどんな歯なのかということからお話ししていきます。

 

まず親知らずとは再前方の前歯から数えて8番目、大人の奥歯の中で最も後ろに位置する歯のことです。

 

正式名称は第三大臼歯といい、智歯と呼ばれることもあります。

 

親知らずは永久歯の中で一番最後に発育し、20歳前後やそれ以降に生えてきて、一般的に上あごの左右2本、下あごの左右2本の計4本あります。

 

しかし元々親知らずが無い人や、2本だけあって4本揃っていない人もいて個人差があります。

 

 

 

また親知らずの生えるスペースが足りなかったり真っ直ぐ上向きになっていないなどのために、半分だけ生えてきたり傾いていたり、埋まったまま出てこないケースも度々あります。

 

 

 

 

 

 

まれですが写真のように真逆を向いているケースもあります。

 

 

 

 

 

このように親知らずは一番奥にあり部分的に歯ぐきに覆われていることも多いため、歯ブラシが届きにくく不衛生になりやすい歯です。

 

不衛生な状態が続くと親知らずの周りの歯ぐきなどに炎症が起き、痛みや腫れを引き起こします。

 

 これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)といいます。

 

この智歯周囲炎が親知らずが厄介者扱いされる大きな理由の一つです。

 

長くなってきたので今日はここまでにして、智歯周囲炎についてはまた改めて詳しくお話ししたいと思います。

 

 

最近とても寒い日が続いていますので皆さまご自愛ください。