子どもの歯みがき~学童期のポイント(12歳)~
こんにちは^^石山歯科クリニックです。
前回に引き続き、子どもの歯みがきのポイント(12歳)についてお話しします。
・12歳頃
12歳頃になると、親知らずを除く最後の永久歯、12歳臼歯(第二大臼歯)が生えてきて、永久歯列が完成します。
12歳臼歯は、6歳臼歯(第一大臼歯)の次に大きく、噛む力が強い歯です。しかし、6歳臼歯と同様にむし歯になりやすい歯でもあります。
その理由は、歯列の一番後ろに生えてくるため生えてきたことに気づきにくい、奥にあり歯ブラシが届きにくい、生えたての歯は未成熟で酸などの外的刺激に弱いためです。
・ポイント
生えかけの12歳臼歯は、他の歯よりも背が低く、奥にあるため歯ブラシが届きにくいです。
歯ブラシの毛先がきちんと届いているか確認しながらみがきましょう。
また、歯と歯の間は糸ようじ(デンタルフロス)を使ってみがく必要があります。
お子さん自身も使えるように、少しずつ練習しましょう。
この時期は、「子どもの歯肉炎が増える時期」だと言われています。
文部科学省調査によると、小中学生の約4割が歯肉炎になっているというデータが出ています。
その原因の多くは、歯みがきが十分にできていないことです。
まずは、日常の歯みがきを丁寧に行うよう声をかけ、時々は保護者の方が口の中の状態を確認してあげましょう。